CBR1000RR-R(SC82)のファイナルレシオをようやく変えてみました。
チェーンはもちろんDID。スプロケットはもちろんISA。どちらもうちのチームのサポートメーカーさんでもあって全車このパッケージを使用している。このRR-Rも例に漏れずだ。
DIDはご存知の通りMotoGP・WSBKにも供給しているメーカーさんだ。今回はサーキット走行も視野に入っているのでERVシリーズにしてみました。(ガレージにあったから?笑)
D.I.D(大同工業)バイク用チェーン カシメジョイント付属 520ERV7-120ZB G&G(ゴールド) 二輪 オートバイ用
ISAスプロケットさんは使用している超々ジュラルミンはメジャーなスプロケット素材だが、その真円加工の精度の高さと硬質アルマイト処理(通常の数倍の強度)による耐摩耗性が非常に良い。一般的なアルミスプロケットとは比べ物にならない品質だ。フリクションロスが低いし何より美しい笑
1000ccのパワーでは通常のアルミではすぐに歯がボロボロになってしまうと思うが、ISAスプロケットはイケるのだよ♪
全日本ロードレース選手権でも採用チームはかなりの数になると思う。
話を戻すとこの2020年型CBR1000RR-R(STD/SP)のファイナルレシオが非常にロングでツインリンクもてぎでも4速までしか入らないらしいと。筑波サーキットだと3速まで。それじゃつまらないよね・・・。
ストリートでも体感出来るロングファイナルのため少しショートにしてみた。様々な電子制御デバイスが車速等のセンサーから情報を得ているため、変更によりABSやトラクションコントロールが効かないなんて事もあり得るわけで。現状ではSTDから2丁まではエラーも無くショートに出来るらしい。・・・とH社関係の方から聞いた笑
STDファイナルは16-40。今回入れたのは16-42。せっかくなので520コンバートね。
僕らは年間で何十本とチェーンのカシメ作業を行っていますが、チェーン/スプロケットの交換は慣れていないとたぶんめちゃくちゃ時間がかかるので購入したお店などに任せましょうね。それに駆動系トラブルは最悪クランクケース割ったり大変な事になるので、交換方法等はあえて書きません。
最近安易な交換方法などがYoutubeなんかで出回って正直見てられないのもしばしば。
交換も終わって、実走。
・・・エラー無し。
ショートのおかげでキビキビ走るよ。ただもう少しショートにしたいかな笑
ちなみにレースベース車はメーターパネル上でファンクションキーによるファイナルの数値を入力出来るようになっている。ファイナルを変えたらデータ入力する時代ですよ。凄いですね。
ぜひナンバー付車でもそのシステムを導入して欲しいと思います。スーパースポーツに乗るお客さんは多かれ少なかれサーキットを走る機会がやはりあると思うんだ。
TOTAL CONTROL for the Track
コンセプトがトラックであれば尚更ね笑
久しぶりに実走で乗ってみたけどやっぱり82型は楽しい。
まだまだ装備も使い切れていないけどもね。あと気のせいかSC77型より水温が上がるのが遅いような気がする・・・。ま、いっか。
さぁ次はブレーキ周りに手を付けようかな♪