うちの仕事の一つにラッピングサービスがある。
ラッピングとは簡単に言えば、専用のフィルムを使い外装を丸っと包み込んでカラーチェンジを行う手法だ。「カラーリングを変える」と言えば塗装がもちろん主流だが、4輪では比較的早くから導入された手法だと思う。
ちなみにこのラッピングというメリットはカラーチェンジでは無い。
「剥がせば元どおり」
これが最大のメリットだ。
普段目にしているラッピングの物は実は多い。例えば・・・
都バス。電車。更には自動販売機なんかも。
通常のカッティングステッカーを使用して何かに貼った経験のある方はよくわかると思うがフィルムというのは曲面に貼るのが非常に難しい。しかしそれを比較的簡易化出来るようになったのはラッピングフィルムの進化だろう。
うちは事業としてこのラッピングサービスを行い始めたのは3年ほど前から。元々はレーシングマシンのために用いた手法だった。レーシングシーンでは転倒がつきものだ。外装は傷付きパーツは損傷される。それを簡略化するためにまずは外装に塗装ベースで、デザインをフィルムで行ったのが始まりだった。
未だにそのやり方はうちのレーシングチームやパートナーチーム、お客さんでもあるレースユーザーさんに取り入れてもらっている。
それを市販車。所謂ナンバー付き車両にサービスを開始した。
新車からの乗り変えるユーザーさんは例えば2回車検ごとに乗る変えるとすると5年。ラッピングフィルムを綺麗に剥がせる目安としては5年から7年程度だと思う。それがピッタリはまった。
↑当社のフルラッピングデモ車 HONDA CBR1000RR-R TEAM CONCEPT
昨年、多くのメディアやYouTubeを主軸とする動画クリエイターの皆さんに取り上げられたおかげもあり、非常に認知度が高まった。とても嬉しい事だった。
多くのお問い合わせを頂き、今は2月の作業までいっぱいになっているのが現状だ。
3年ほどのサービスだがGoogleの検索でも[バイク ラッピング]で最上位に来る。本当にありがたい。
とはいえまだまだラッピングの進化は止まらない。
それにオートバイだけでは無いラッピング業務をSNSでは載せられない仕事もたくさんある。
近年急速に広まったメーカー側が打ち出している据置ローン。これも一つの要員だと考えている。
3年、もしくは5年と決められた年数後に据置価格で買取(返却)。こういったラッピングユーザーさんが多いのも事実だ。
あくまで事業であるので、戦略を立ててニッチな層に食い込んだのもまた事実。
4輪のラッピング屋さんは2輪を敬遠する事が多いので・・・そのまま仕事になることも。
まだまだブランドとしては弱いが更に認知度を上げて多くのオートバイ乗りにカスタムの一つとして気軽にカラーチェンジを楽しんでもらえるようにしていきたいのが一つのヴィジョンだ。
またオートバイだけでは無く今後様々な物へのラッピングが行われる予定です。
もちろんフィルムはラッピングフィルムだけにとどまらない。
PPF。プロテクションシートも今急速に進化し、オートバイに施工出来る薄さと耐久性、そしてプロテクション性能を備えたものが登場してきた。
うちのモーターサイクル事業のサービス内のテストは全てレースの現場から。
そのためのレース活動でもあるんだ。
興味がある方はぜひ、ちょっとだけで良いから覗いていって欲しいな笑 ↓↓