レースの事はあまり書きたがらないこのブログなんですが・・・うちが参戦している全日本ロードレース選手権。その第5戦鈴鹿サーキットで悲願の初優勝をしました。
全日本併催のMFJ GPで勝ったのも初めて。
そして8年かけて鈴鹿サーキットで初めて勝った。今までは2位とか3位とかね。
鈴鹿で勝つってのは感慨深いものがありました。
ライダーもめちゃくちゃ頑張りましたよ。
正直レースはいつ辞めても良いようにって思っていて、いつだって全力で取り組むのは当たり前ですが、今回に限っては150%でいったと思うのです。マシン含めた準備から全て。多くのエンジニアさんを巻き込みました笑
毎回それをやれと思いますが、コスト含めて時間等の都合もあるワケで。うちみたいに生粋のレース屋ではないところは母体の仕事が優先ですから、配分ってのは難しいのです。
そういった経緯も踏まえてこの勝利っては最高でした。
250ccでしょ?って。思いますが、現代のプロダクション250クラスはものすごく繊細です。
ECUのセットから電子制御に足回り。個人参戦では不可能な領域にまで入ってきましたね。これはあまりよろしくない事です。勝とうとするレースと参戦するだけのレースではコストのかかり方が跳ね上がります。
そしてヒトタビ勝とうとすると無限に際限なくなります。
JP250というカテゴリーはもっとシンプルで良いと思いますし、参戦マシンのレギュレーションを広げて他メーカーが参戦しやすいようにしても良いのでは?と。事実HONDAだらけですから今は。
ただJP250創世期はYAMAHAが速かったし、WSSP300ではKawasakiがワンメイク状態。これは少し仕方のない事かなとも思います。メーカーはまずレースするためにプロダクションのオートバイ作って無いですからね。
今後このカテゴリーに俺らは参戦を続けようと思っていますが、今後どうなっていくのかはわからないです。レースやレギュがあって俺らはそこでレースさせてもらってるワケですから要望はあっても時代と共に変化していくのがこの業界だから、長いものに巻かれるってのも一つのやり方、というか考え方なんじゃないかなって。
やれと言われれば国内どこにだってレースしに行きます。それはやり始めた以上やり続ける覚悟とほんの少しのプライド。